理事長所信
第47代理事長
砂 川 貴 通

近年、青年会議所活動の意義を唱える事が多くなった気がします。
我々は、青年会議所活動を通じて何を行い、何を求めているのか? その年の方向性すら判らないまま過ごしていないでしょうか。
その様な疑問すら問わない会員も少なくないのが今の現実かもしれません。
自分に関わる事以外は他人事、それでは青年会議所活動ではありません。
もう一度原点を思い出し、メンバーと共に・家族と共に・地域住民と共に、未来を語る事が大切だと思います。いやもう一度熱く語って欲しいと思います。
その上で、今我々がやらなければならない事を見出し、この地域の未来のため青年会議所を媒体として、大いに活動して行きたいと考えます。

基本理念

我々の取巻く環境はかつてない激動の時を迎え、時代の変革期に差掛かっています。
地方分権は広域行政区の合併だけではおさまらず、個々の地域が自活の道を歩む他ないからです。
財源の乏しいこの地域は、高齢化が進む中今以上の苦境に立たされるのは明白で、このままでは地域崩壊にもなりかねない状況だと言えるでしょう。
我々にとっても大きな試練の時、母体である経営も地域に根付いている以上、地域の衰退は会社に連動して間違いなく衰退していくでしょう。 今からでも遅くない、未来のために、次世代に責任を持つ我々が力を合わせて、この地域を切り拓いて行く時です。
この地域に誇りと郷土愛を失なうことなく、活力にあふれた地域社会の実現に向かって、我々Jayceeが新しい風を吹き起こして行きましょう。

基本方針

自立に向けての自己改革の推進

JC活動の根底はまず参加する事、例会も委員会でもまず参加して始めて会議構成が成立します。皆で決めた日程や時間は、仕事と同様に調整し参加する事がその人の信頼につながりその人の会社の信用につながります。時間をうまく調整できる人は、仕事もうまい人、その結果新たな事業発展につながる要素の1つとなります。
まさにJC活動する中で、自己修練を行い己の資質向上を促しているのです。
言い訳を考えるより、いかに限られた時間をうまく使うかを考えて自分自身の自己改革に挑戦して行きましょう。

未来へつなぐ地域づくりの推進

いよいよ市町村合併の粗筋が表面化し、具体的な指針が打ち出されました。
この阿武・萩地域においても多くの課題が表面化しその対策に苦慮している状態です。
この環境の中であっても、JCの活動は明るい未来のために地域社会の繁栄を目的とした運動展開を実践していかなくてはなりません。
時代の流れを先読みし、今何をしなければならないか、我々青年の英知を集め勇気をもって活動するべき時でしょう。 先送り出来ない待ったなしの現実が、今この時なのです。
新たな時代に向けて、我々JCからこの地域を動かそうではありませんか。

SKILL UPの推進

厳しい経済状況のなか、全国的な会員の減少傾向は歯止めを知らず年々減少の一途をたどっています。
要因ははたして不景気や経営不振だけでしょうか、経済の不振に立ち向かう我々は、JC活動を通じて街の発展や地域の活性化など、社会開発活動だけではありません。
JC活動の中で自己修練を行い己を磨くこと、また経済人としてさまざまな研修や手法・情報交換など多くの学ぶカリキュラムがあります。
本年度は新たに経営開発に力を入れ会員に対して徹底したマネージメント・アクションを行いたいと思います。

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