理事長所信

第52代理事長
山縣 賢一郎
・51年目の出発〜創始の精神〜
 昨年、社団法人萩青年会議所は創立50周年を迎えました。私達は50年間の諸先輩方が築き上げられた輝かしい歴史を振り返り、その功績のすばらしさに感動し、そしてその歴史と伝統を受け継いで100周年に向けて新たに出発する決意を持ちました。青年会議所の目的である明るい豊かな社会を創造するために、50年前先輩方が持たれた「創始の精神」を胸に51年目の出発をしたいと思います。

・心構え〜滅私奉公〜

 社団法人である萩青年会議所は非営利団体であり公的な団体です。地域のために、故郷のために何ができるかを真剣に考え、会員が自己研鑽しながら明るい豊かな社会の創造を目指す団体です。私達はそういう団体に所属していることに誇りを持たなくてはなりません。そして青年会議所の会員として一番大切な心構えは「滅私奉公」己を捨てて公のために尽くす心構えだと考えます。
今年から本格的に国の公益法人制度改革が推し進められます。今後数年間、青年会議所は社団法人としてあらためてその事業内容や内部運営等大きな変革を求められていくことになります。また更なる広域合併など地域の形態も変わっていくことが予想されます。しかし制度や社会がいかに変わろうと故郷のために尽くす「滅私奉公」の精神は変わってはなりません。会員には常に「滅私奉公」の精神で青年会議所の活動に邁進してほしいと思います。

・会員の資質向上

 現在(社)萩青年会議所は入会3年未満の会員がほぼ半数を占めています。青年会議所会員としての研鑽と異業種の青年経済人の集まりである青年会議所の利点を生かした会員の資質向上に取り組んでいきます。全ての活動の基本である人材の育成を積極的に行なっていきたいと考えます。

・萩の特色を生かしたまちづくり

 萩市の経済・社会・文化等に関する諸問題を調査研究し、関係諸団体と協力しながらまちづくりを進めていきます。近年地方分権が叫ばれ、広域合併も推し進められる中で我がまち萩の生き残りをかけて、青年としての柔軟な発想で地域の特色を活かしたまちづくりを推し進めてまいります。

・青少年教育と環境問題への取り組み

 地球環境のみならず、我がまち萩においても自然環境の悪化は顕著なものとなってきております。萩市に住む青年経済人としてまた子を持つ親として美しい故郷を子どもたちに残していく義務があります。次代を担う子どもたちの健全育成に取り組むと共に、地域の環境問題に取り組んでいきます。

・会員拡大

 近年、全国的な青年会議所の会員減少の流れと共に、萩青年会議所の会員減少も深刻な問題となってきております。全ての活動の絶対条件である会員数を拡大することに会員一丸となって全力で取り組んで行かなくてはなりません。

・「全力投球!!〜どんな時でも全力疾走〜」

 本年度スローガンを「全力投球!!〜どんな時でも全力疾走〜」とさせていただきました。
 野球の話ですが、本当の意味で強いチームとはどんなチームかを教えられたことがあります。「選手の皆が仲良くまとまっていることが、チームワークがいいとは言わない、ピッチャーゴロでも一塁まで全員が全力疾走できるチームが本当の意味でチームワークが良く強いチームだ」と教えられました。萩青年会議所はそんな強いチームになることができると確信しています。
 最後になりましたが、多くの先輩方や、地域の皆様に対し、社団法人萩青年会議所への更なるご理解とご協力をお願いして、理事長所信といたします。
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