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貪欲に 〜“おかげさま”の気持ちで一歩前へ！〜〜はじめに〜1957年5月15日に認承された（社）萩青年会議所は、本年創立55周年を迎えます。 2011年3月11日、東日本大震災が発生しました。後に「戦後以来の国難」と呼ばれるその被害規模は被災地から遠く離れている私たちの想像を絶するものでした。そこに「存在している」ことに何の疑問もなかったものが一瞬にして消失してしまった現実を目の当たりにし、今まで「あたりまえ」であったと思われるものは実はそうではないのだ、と痛感しました。私たちは今ある「あたりまえ」の状況に感謝し、「おかげさま」の気持ちを持って生きていかなければならないと思います。 〜地域の活性化〜現在、私たちを取り巻く環境は楽観できるものではありません。長引く景気低迷や少子高齢化、人口減少などにより地域力が大きく低下し、地域の賑わいも失われているように感じます。また、足下の事業環境をみても、景気回復への糸口が見つからないまま歯を食いしばって経済活動に取り組んでいる、という状況ではないでしょうか。この状況を地域に生活する私たちが看過するわけにはいきません。明るく豊かな社会の実現を目的とするわれわれ青年会議所会員がJCならではの発想で取り組めることがあるはずです。青年らしく情熱を持ってわがまち、萩のために活動してまいりましょう。 〜郷土愛の醸成〜「萩は何にもないまちだから…」皆さんの周囲でこんな言葉を聞いたことがある人もおられるかと思います。しかし本当にそうでしょうか？確かに娯楽施設は都市部と比べれば少ないかもしれませんが、海や山などの自然環境や、萩城城下町に代表される数多くの観光資源など、先人より受け継いできた維新の志が息づく「萩」というまちには他所にない素晴らしい財産が数多くあります。身近すぎるこの「あたりまえ」の素晴らしさに気付いていないだけではないでしょうか。まずは私たち自身がこの素晴らしさを再認識し、これを次代を担う子供たちに伝えること、郷土を愛する心の醸成はこれが出発点と考えます。青年会議所の視点から郷土愛の醸成に取り組んでまいります。 〜リーダーとしての心構え〜私たち青年会議所会員は、それぞれの会社･組織においてリーダーとして活動しています。リーダーとしての資質で大切なものは何か、私は率先垂範の心構えと考えます。リーダーがまず汗をかくこと、これなくしてフォロワーへの説得力は生まれません。フォロワーはそんなリーダーの背中を見て行動します。良きリーダーの周囲に良きフォロワーが集まった時、その組織にはより強い信頼感･一体感が生まれます。単年度制のJCではリーダー･フォロワーの立場が毎年変わりますが、その時々の立場をしっかり理解し、さまざまな事業を通じ、お互いに率先垂範の気持ちをもって萩青年会議所の一体感を作り上げていきましょう。 〜会員拡大〜皆さんはなぜJCに在籍しているのでしょうか？知人を増やしたい、仕事につながる、理由はいろいろあると思いますが、程度の差こそあれ、すべてのメンバーに共通しているのは「JCが好き、楽しい」ということではないでしょうか？JCが好きだから、JCで活動していて楽しいからその良さを自分の周囲に伝え、一緒に活動する仲間を増やす、会員拡大の原点はここにあると考えます。 JCを好きになるにはまずJCのことをよく知ること、そしてよく知るためにはJCの事業に能動的に参加することが大切です。3年後に現メンバーの約半数が卒業する、という現状だからこそ、全メンバーが同じ目的意識を持ってこの拡大サイクルを回すことができれば会員拡大の成果も自ずと上がってくると確信しています。 〜情報発信〜これまで申し上げてきたことに加え、もう一つ大切なこと、それは｢伝える｣という行動です。どんなに素晴らしい事業活動を行っても、適切に周囲に発信できなければそれは単なる自己満足に終わってしまいます。私たちが行っている事業活動はどれも素晴らしいものであることはメンバーそれぞれが自負しているところと思います。メンバー一人ひとりが広報マンの意識を持って周囲に情報発信し、周囲の方々とも一体感を持った事業展開をしたいと考えます。 〜むすびに〜本年度のスローガンを、貪欲に〜“おかげさま”の気持ちで一歩前へ！〜といたしました。私たちがJC活動を行うことが出来るのも、家族や会社、周囲の方の理解協力、「おかげさま」があってこそです。私たちを取り巻くすべての人に感謝し、その恩に報いるべく貪欲に活動することで私たちが住み暮らす萩のまちを明るく豊かな社会に導くことが出来ると確信しております。（社）萩青年会議所の活動に対し皆様方の更なるご支援ご協力をお願いして理事長所信といたします。1年間どうぞよろしくお願い申し上げます。 |
社団法人 萩青年会議所
