理事長所信

 

世界の大きな流れのベクトルは、凝り固まった思想、体制、価値観が恰も固体から融解し液体へと流動性を増す方向を指し示し、我々日本人的に表現すれば長い冬から新たな息吹を感じる春への移り変わりの如く、各分野に於いてふつふつと動きはじめた変化の顕在化を感じずにはいられない。これまで世に跨っていた各社会、個人の価値観や、成功体験だけでは継続発展を望む事は難しく、問題解決すらできない。急速に進むAI台頭の時代を見据えるとこれまでの人間としての存在意義すら見いだせなくなってしまう時代の到来を予見させられる。このような昨今の社会情勢の中において、長い歴史をもたせていただいている、この萩青年会議所の会員として、本会存在の大義を共有し、かつ、新たな存在価値を不易流行のフィルターをかけて創生していく事が必要だと考えます。それを目標に全力で邁進する一年とします。

その為に、第一優先として取りくむ事は、各会員の資質の向上です。
至誠を大事に、一貫した方向性を見失わず、楽しみながら、他者へ、そして地域へと影響を及ぼしていける能力を伸ばしましょう。非常識を常識に!から感じとることができるように、常識の延長線上は常識でしかありません、変化無きものに進化はありません。過去に囚われることなく、変化の為の行動を起こすと決め、決めたなら、その自らとの約束を守り続ける、そんな資質を身に付けましょう。
そして、各会員、作り出してしまった幻想の限界を突破すべく挑戦を続ける団体にしましょう。
限界をあきらめる理由とするのではなく、越えるべく目標として設定できうる人間の集まりであり続けましょう、守破離、における、離を目指します。

総務委員会・広報委員会を分け、昨年度とりくんだ、ICTの利活用能力の向上を委員会運営、組織運営に落とし込み、次年度以降につなげれる新しい型をつくりあげます。既成概念にとらわれることなく、時流に則した型に挑戦していきます。

事業系委員会は一委員会に絞り、未来の人財発掘、学び、気づきの聖地創出を目指します。会員の資質向上に寄与しつつ、萩市のこれからの人財強化に資する事業を行います。

このような方針を承認し、向かっていこうとする我々は、まずはその選択をした己自身、尊い存在であると承認し愛情を向けましょう。そしてそれと同じように他者へも慈愛の心を向けましょう。様々な違いを否定したり、責めたりするのではなく、素直な心で傾聴し、受容し、共尊共栄を目指しましょう。その先にいままで気づけずにいた自分がもつ、他者がもつ無限の可能性に気づくことができると信じます。現在できることを考え、すぐに実行し、そして他人に、地域に及ぼしていきましょう。

そんな本年のスローガンは、
尊己及人 素心無限。とさせていただきます。 

他者からの指摘、意見、考えを否定ではなく、受け止めつつも、自らのど真ん中はぶらす必要はありません、本年の目標に向かって一直線、全力投球してまいりましょう。
今こそ、変革の能動者たらんとする青年として。


一般社団法人 萩青年会議所  
第63代理事長 烏田 栄二