
はじめに
何故我々は青年会議所活動に打ち込むのでしょうか。多くの時間とお金を費やして活動する意義は何でしょうか。人間関係の構築、自己成長、社会貢献、やりがい等、会員毎にその動機は異なるでしょう。しかし、そこに共通するものは社会や自分自身に対する「より良い変化」ではないでしょうか。
革新的な技術進歩や社会構造の変化により、現代社会は複雑化しています。萩・阿武が抱える課題も、様々な問題が複合的に絡み合い、今までになく一層複雑で深刻化しています。
この様な時こそ、理想を掲げ、課題に挑み続ける青年会議所の真価が問われると思います。青年会議所は、「事業」という手法を通じて地域課題の解決を目指します。決して簡単ではありません。小さな問題解決、改善の積み重ねこそが、人々の意識を変え、地域社会に良い変化をもたらすでしょう。この一翼を担う活動を継続していくことこそが重要であり、その先に地域の未来の姿があると考えます。
元気で明るい街づくり
萩市に暮らす中で、街中に人通りは少なくなり、夜には暗さが目立つなど、町全体からどこか活気が失われている様に感じます。街をつくるのは、そこに暮らす人々です。身体の健康はもとより、心も健やかであり、人と人とが横断的に繋がり、笑顔や前向きな想いが行き交う街こそが、持続可能な地域の姿であると考えます。
青年会議所は、そのきっかけを生み出す存在であり、人と地域を繋ぐハブとなる役割も担っています。地域全体を盛り上げる為にも、地域行事へ積極的に参画すると共に、各種団体や行政と連携し、市民を巻き込む事業を展開してまいります。さらに、事業を通じて得られた成果をもとに、自治体に対して提言を行うところまでを見据えています。
年間を通じて、人が集い、心が動く場を創出し、明るく元気な街づくりを実現してまいります。
歴史と伝統を未来へ
来年、萩青年会議所は創立70周年を迎えます。先輩諸氏は創始の精神に基づき、萩の為に議論を交わし、様々な事業や政策を実施してこられました。その実績に敬意を表すると共に、これまで紡いできた歴史を次世代に引き継いでいくことが、現役世代の責務であると強く感じています。
本年は、70周年の記念式典・記念事業実施に向けた企画・準備を行います。その一環として、先輩との交流事業を復活させ、経験や思いを次世代へと継承する機会を創出してまいります。周年事業には多くの費用を要することが想定されます。早期に予算編成を行い、協賛金の確保に向けた取り組みを計画的に進めていくことが重要であると考えます。
また、時代変化に対応した中長期計画の策定にも取り掛かります。個人の理念や知見を「組織の知」へ昇華させ、強靭な組織を構築するためにも、進むべき方向を示す羅針盤が必要だからです。
会員拡大
青年会議所入会後は、萩市内に留まらず、県内各地に多くの友人ができました。入会していなければ業種や年代を超えた人間関係を築くことは無かったでしょう。彼らは各地域の未来を担っていく人財です。高い志を持って日々奮闘する青年経済人が集う集団こそ青年会議所なのです。
傍から見ると活動実態が分かりにくい部分があるのも事実です。SNSを活用した適時適切な情報発信を行い、魅力発信にも努めてまいります。
青年会議所が行うあらゆる事業では、人手が必要になります。同じ目標を持って活動する人が増えれば、大きな運動に繋がり、地域社会に対しより大きな影響を与えることができます。現役会員一人ひとりが今後の地域を担っていく自覚を持ち、組織の存続と発展の為に、我々の活動に共感する仲間を増やせるように活動してまいります。
無限の可能性
本年度のスローガンを「個の力∞」と致しました。「∞」は無限大と読みます。会員数が減少する中でも、1人ひとりの個性、情熱、知識、経験などを掛け合わせることで、地域を動かす無限大の力が生まれ、どんな事業も必ず実現できると確信しております。
萩市は保守的な地域と言われます。新しい事象に対して批判的な意見が出たとしても、「出る杭」は打たれるのではなく、良い意味で突き抜けていきたいと思っております。諸先輩方が築いてこられた歴史と伝統を承継しつつも、斬新な発想力と新たな手法を用いた事業展開を考えています。
会員全員が当事者意識を持ち、主体的に考え行動することで、組織としての力も無限大に広がると考えます。自己の信念を貫き、失敗を恐れることなく果敢に新たな挑戦をし、明るい豊かな社会の実現の為に邁進してまいります。
青年会議所の使命は、発展・成長の機会を提供することです。今年は殆どの役員が初めての理事を務めます。この1年を通じ、組織も個人も大いに発展・成長してまいる所存です。そのためにも、先輩諸兄姉の皆様、地域の方々の御理解・御協力が必要です。より一層の御指導、御支援を賜りますことをお願い申し上げ、理事長所信とさせて頂きます。