第49代理事長
大中 隆義
(社)萩青年会議所が、産声を上げてから今年で48年目となります。高度成長のころの萩青年会議所の発足から現在にいたるまで、世界、日本、地域全てが、大きく急激に変化し、新世紀の扉が開かれ四年が過ぎた今なお、混沌とした状況の中で何を頼りにすればよいのか、そのよりどころを見い出せないでいます。また、2005年は市町村合併というターニングポイントを迎え新市の誕生を控えています。合併がゴールではなく、やっとスタート位置に立った状況であり、当然期待もあり、不安もあるはずです。

「こんな時代にJCなんかしている場合じゃない」といわれている時代だからこそ、青年会議所として奮い立つべきであると思います。そして、こんな時代だからこそ青年会議所一メンバーとして己を磨き、純粋な心で真剣にこの「まち」について語り合いそして「今」できうる事から行動を起こさなくてはならないと思うのです。

 価値観が変化してゆく現在、我々青年会議所もポジティブにそして時代と同調して変わってゆかなければならないのではないでしょうか。しかし、時代が変わろうとも価値観が変わろうとも「修練」「奉仕」「友情」というJCの三信条に立ち返り、その意味を一人ひとりがもう一度熟考し、事業を考え、議論し合い、そして実行に移していく。そのプロセスを通じて答えを見いだしていきたいと考えます。

青年会議所が絶えずおこなってきた活動の一つの柱が、リーダーシップトレーニングです。時代を切り拓くために、地域の指導者たらんとする青年として、メンバー一人ひとりがリーダーであることを自覚し行動することが必要です。その為には、日頃の研鑚、知識の蓄積、広い視野が必要だと考えます。私たちは、会社でも、家庭でも、そして地域でもリーダーたる人間でなければなりません。

そして、会員減少が危惧されていますが、会員拡大も重要な項目の一つです。ちょっと無理をして前向きにJC活動に取り組むメンバーがその魅力を更に広げていくことが会員拡大へと繋がります。

多くのメンバーが同時にひとつの理想を掲げ、それに邁進し、共に汗をかき、共に感動し、共に喜びを分ち合うことにこそ青年会議所の存在意義があるのだと確信しております。自己をスキルアップさせ、かつ信じ合える仲間を、一人でも多く増やしましょう。

私たちが目指すべき“明るい豊かな社会”とはどんな社会なのでしょうか。そして今の時代にふさわしいまちづくり運動とは何であり、その中で私たちJAYCEEには何が出来、また何をなすべきなのかを考え、自由な発想で物事を捕らえ、夢を語り合う・・・このような青年会議所であるからこそ果たすことが出来る役割はたくさんあると思います。さらに、失敗を恐れずに素早く実践する機敏性、これらは今の時代にもっとも必要であり、社会から私たち青年会議所に期待されている大きなものではないでしょうか。

 これからの社会は、地域が主役となって、まちに暮らすひとりひとりが創りだしていくものであると、私たちを含め、全ての人たちが意識を持ち始めていると信じます。今まさに、青年会議所は大きな理念を掲げ、『明るい豊かなまちづくり』を目指し、地域でリーダーシップを発揮しながら、新しい流れを創り上げていく時期であると思います。メンバー全員で明るい豊かな社会を築き上げよう! 「英知」と「勇気」と「情熱」を持って。

仕切り
基本方針
  • 大胆な発想と若者らしい行動力で、街を変えよう。
  • LOMの歴史と経験を財産としながら、“地域の目・社会の目”で事業を捉え、「萩JCらしいこと」「萩JCでなければできないこと」を実践しよう。
  • 社会起業家として人格、教養、経営能力の向上に努めよう。
  • 活力あるLOMになる為の会員拡大活動の実践。
  • 仲間への思いやりを大切にし、かけがえのない友情を育もう。
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