運営指針

はじめに
ここ近年の理事長の所信に「変化」というキーワードがでてきます。
その年その年の理事長が中心となり会員皆で時代の変化に順応した運営を行ってこられた事により萩青年会議所が今も存続しています。
よく昔のJCと今のJCは違うと言われることがありますが、まさに時代の変化に合わせて変化してきた賜物であり誇れる事だと思います。
近年この「変化」が今にも増して急激に加速しており、私たちも何とか対応していこうと必死にもがいています。
この「変化」に対応できる力、対応力が時代を生き抜くスキルとなります。
対応力とは、知識、情報、興味、関心、経験などをもって観察、俯瞰、想定、把握し柔軟に行動する力だと思います。
会員一人一人が対応力を高め、変化に強い集団となっていくことが、これからも萩青年会議所が存続していく原動力になると考えます。

創立65周年
本年度萩青年会議所は活動66年目を迎えます。
20歳から40歳までしか在籍できない会が65年も続いてきたということは様々な世代が次の世代に繋いでこられたこと、また冒頭にも書きましたが、時代の変化に対応した組織運営を柔軟に行ってこられたからだと思います。
いままで萩青年会議所に関わっていただいた諸先輩方、会員の皆様には心から尊敬と敬意を表します。
この節目に居合わせた私たちは、65年の歴史の重みを認識し、引き続き時代の変化に対応し、次の世代にこの歴史を繋いでいかなければなりません。
今年度、創立65周年記念式典では感謝の気持ちを表すと共に、65年という長い年月の重みを会員の皆様で体感しながら開催に向けて活動して参ります。また70周年に向けたビジョンを確立し発信できる機会と致します。
創立65周年記念事業では地域への感謝と今後の発展を祈念した事業を行います。

地域への貢献
一昨年ぐらいからご縁があり旧郡部の方々と青年会議所として関わる機会がありましたが萩青年会議所への認知と関心が薄く、私たちの活動の歴史と市民の方の認知・関心にギャップが生じていることを痛感しました。このギャップを埋めていくためには、青年会議所会員として一人でも多くの地域住民の方々と関わる活動を増やし、萩青年会議所が地域に求められる団体になっていかなければならないと考えます。
また認知、関心が浸透することにより会員拡充の一助にもなると考えます。
今年度、地域サポート委員会を設置し、地域の困りごとなど若い力を求めている場所に出向き地域の方に寄り添った活動を行います。
また社会福祉法人萩市社会福祉協議会様、社会福祉法人阿武町社会福祉協議会様との災害時における協力に関する協定を締結してから6年が経ち、当時在籍していた会員もごくわずかとなり、風化させないため再度、全会員に浸透し、有事の際には率先して支援が行える体制を整えます。

会員のスキルアップ
昨年、井上理事長のスローガン「有言実行」のもと一丸となって会員拡大に注力し、コロナ禍にもかかわらず入会者を増やすことができました。しかし様々な制限下で思うような活動ができず、会員同士のコミュニケーションや事業を通じたスキルアップの機会が以前より減ってしまい、会員の皆様、特に新入会委員の方々にはもどかしい思いをされたと思います。今年度、会員レベルアップ委員会を設置し、引き続き会員の拡充活動を行いながら、事業を通じて現有会員の結束力を高めること、また例会時にはセミナーや勉強会をできるだけ多く行い、例会を報告の場でだけではなく学びの場とすることで、個々の能力向上に努め、在籍しているからこそ得られるメリットや自身のレベルアップに繋がることなど、入会して良かったと思える会を目指します。

JC活動の発信
SNSの閲覧や投稿が当たり前になり、容易に文章、写真、動画の発信できる時代ですが、同時に安易な発信により「ネット炎上」や不特定の方の気分を害する書き込みなどもよく見受けられ、また何気ない投稿がコロナ禍だったため不適切な投稿に変化するなど、発信することに細心の注意が必要になってきています。
しかしながらモラルを守ってSNSを活用することは世界中に情報発信でき、興味関心を引き好感度を上げることができます。
今年度、総務広報委員会を設置し、SNSを活用し、誰が閲覧しても青年会議所活動に興味を持ち、楽しめる投稿をその時に置かれた環境や情勢を考えて発信をすることにより、萩青年会議所のイメージアップとインターネットリテラシーを学べる機会とします。

最後に
今年度も予測が難しい環境変化によって様々な困難を乗り越えなければならない一年になると想像できます。
チームワークや会員同士の強固な結束の「和」という力、青年経済人としての個々のレベルアップをもって活動する「動」という力。この2つの力で皆様と移り変わる時代、困難を乗り越えていけたらと思います。

一般社団法人 萩青年会議所
第66代理事長 森田 大介